ドイツラム(ジャーマンラム)

ドイツ・ラム オス

ドイツラム メス

水温、pHは最適な値と共に、()の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

ラミレジィはいくつかのバリエーションが存在し、その中でも美しく、人気の高いのがこのドイツラムです。 ドイツラムの特徴は通常のラミレジィと比較して寸詰まりの体形で赤や青の発色が美しい種類です。 ドイツで繁殖させた個体が元となっている為、ドイツラムと言う名称ですが、ヨーロッパブリードや 国産物も多く出回っている人気の熱帯魚と言えるでしょう。 アピストグラマの仲間ではありませんが、東南アジアで養殖されているラミレジィは単に「アピスト」と 言うインボイスネームで売られている事もあります。繁殖も難しくなく、産卵はオープンスポウナーと呼ばれる石の上や幅の広い水草の上に産卵します。 雌雄の特徴は、オスはメスと比較して体高が高く、青色や赤色の発色が美しい、背ビレや臀ビレが大きいと 言った特徴があり、メスは小ぶりな個体が多く、腹部が婚姻色によりピンク色に染まります。 卵はアピストグラマの仲間よりも小さく、生まれてきた稚魚は最初からブラインシュリンプを食べられない 場合も多く、沢山繁殖させたい場合はインフゾリアや鶏卵の黄身などを初期飼料として与える必要があります。

ドイツラムは養殖されている魚であり、水温、水質共に幅広い範囲で飼育可能です。  繁殖をさせたい場合は弱酸性の軟水の飼育が好ましいといえます。  本種に限らず、小型シクリッドの仲間は亜硝酸濃度の増加に弱く、水質の悪化により松かさ病やポップアイ症などに 罹りやすくなる為、充分に濾過の効いた水槽で定期的な水換えを欠かさずに行うことが大切です。  飼育をする際には充分に濾過の効いた水槽で飼育することができればそれほど飼育は難しいものではありません。   美しく、小さな水槽でも飼育が楽しめる為、卓上アクアリウムの主役として最適です。


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■参考文献・資料(資料を元に熱帯魚の飼育に役立つデータを追加・編集して掲載) 緑書房:熱帯魚繁殖大鑑/新熱帯魚入門/月刊フィッシュマガジン エムピージェイ:世界のナマズ/月刊アクアライフ 他 ピーシーズ:熱帯魚水草2100種図鑑/プレコニアNo.1・2/アクアウェーブ WEBサイト:FishBase/PlanetCatfish/Allabout熱帯魚/コリドラス大好き ■ご注意 掲載内容及び写真(画像)の著作権はオオツカ熱帯魚 大塚 慎太郎に帰属します。  無断で転載を行った場合は著作権法により個人・法人問わずに処罰の対象となります。  ホームページなどに転載をご希望の方にはホームページへのリンクなど、 条件付きながら画像の貸し出しにも応じておりますのでメールにてご相談下さい。■免責事項 当サイトのデータは多くの角度から調査の上で掲載しておりますが、実際の飼育経験に基く独断と偏見を含んでいるものであり、その信憑性を保証いたしません。  本サイトを利用する場合、自己責任で行い、利用の結果生じた損害について一切責任を負わない事を了承の上でご利用ください。