熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。
アピストグラマ・トリファスキアータは古くから知られているポピュラーなアピストグラマの一種です。 ボレリィにもいくつかのバリエーションが存在し、本種はマッドグロッソタイプと呼ばれるスタンダードな種類です。 オスのメタリックブルーに輝く体と長く伸びる背ビレは自然の芸術と言える美しさです。アピストグラマの仲間はケーブスポウナーと呼ばれる洞窟産卵型の為、シェルターとなる流木や土管などを 入れておくとその中で産卵し、主にメス親が卵や稚魚を守ります。 トリファスキアータはやや気の強いアピストの為、狭い水槽で繁殖させたい場合はシェルターを多めに入れて 水槽をセットするのがポイントとなります。
アピストグラマの仲間は弱酸性の軟水を好む魚ですが、トリファスキアータのような比較的、丈夫な種類は、慣れれば弱アルカリ性でも飼育は可能です。 繁殖を望む場合は産地のデータに合わせた水質で飼育するのが好ましいと言えます。アピストグラマの仲間は亜硝酸濃度の増加に弱く、水質の悪化により松かさ病やポップアイ症などに罹りやすくなることが多い魚です。 飼育をする際には充分に濾過の効いた水槽で飼育することができればそれほど飼育は難しいものではありません。