オオツカ熱帯魚で今までに販売していた魚などのデータを掲載してあります。 美しい写真と共に学名などの基礎データを掲載しています。 熱帯魚図鑑としてもご利用ください。

水温、ｐＨは最適な値と共に、（）の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

スポッテッド・トーキングキャットはアマゾン河、オリノコ川に分布するトーキングキャットと呼ばれるドラスの仲間です。　 地味な模様の種類が多いドラスキャットの仲間としては珍しく、黒い体に白い水玉のスポット模様が入る美しい模様が楽しめます。分類ではアマゾン河の個体がAgamyxis pectinifrons、オリノコ川の個体がAgamyxis albomaculatusとされていますが、具体的な判別は困難です。　 写真の個体はコロンビアより輸入されたオリノコ川産の可能性が高い個体です。

飼育については非常に強靭な魚で元気な個体はよほど悪環境に置かれない限りは耐えるほど丈夫な魚です。　 水温、水質などは一般の熱帯魚が飼える範囲なら全く問題なく飼育する事ができ、性格も非常に温和です。馴れると水面まで餌を食べに来るようになりますが、基本的に水底にある餌を探して食べるため、他魚の食べ残しなどで 水が腐るような事を防ぐスカベンジャーとしても優秀と言えるでしょう。

飼育の際に注意しなくてはならない点として、丈夫な魚が故に雑な扱いを受ける事も少なくなく、白点病や極端な痩せなど になっている個体も売られている場合がありますので良い個体を選ぶのが大切です。 コリドラスのように砂が無いと髭が溶けるような事もなく、ベアタンクの飼育も容易に行えエンゼルやディスカスとの組み合わせもお勧めです。餌については冷凍赤虫やイトメのような生餌からフレークフードやペレット飼料など沈む餌であれば基本的に何でもよく食べ、 馴れると水面に浮かぶ餌でも食べるようになります。 混泳については口に入るような小さな魚でなければ問題はなく、むしろ混泳相手の性格を配慮するべきと言えます。