水温、pHは最適な値と共に、()の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。 熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。
パール・グラミーは最も古くから親しまれている東南アジア産の熱帯魚の1つです。 体表に現れる白いスポットが真珠に見える事からパール・グラミーと言うインボイスネームが付けられました。 安価な魚ですが、写真のような婚姻色を表したオス個体は体表のパールスポットに腹部は朱色に染まり、背鰭と臀鰭が フィラメント状に伸び、非常に魅力ある魚に育ちます。 メスはオスほど派手ではありませんが、基本的な色彩は同様でオスのように腹部は朱色に染まらず、鰭もフィラメント状に 伸びることは無いため、成熟すると容易に判別することができます。
水質、水温共に適応範囲は広く、餌も人工飼料から冷凍のミジンコや赤虫など何でも良く食べます。 繁殖は雄が泡巣を作り産卵するバブルネストビルダーと呼ばれるタイプで雄が卵や稚魚を守ります。 パール・グラミーは一度に数千個もの卵を産卵しますが、産卵までは容易に行えるものの、稚魚が非常に小さく、 初期飼料がインフゾリアなどの極小サイズの飼料が必要の為、育成は難易度の高い魚です。