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本日は現在、第2段階の検疫作業に入っているデュメリリィエンゼルをご紹介します。
当店は自家繁殖のエンゼルがメインのため、エンゼル病の恐れが
ある熱帯魚の扱いは死活問題になりかねません。
その為、東南アジアなどで養殖しているエンゼルやディスカスは
今後も含めて一切、扱う予定はありません。
ワイルドエンゼルにつきましては、輸入物のブリードエンゼルと
混ざるようなことがなければ病気の心配は極めて低いため、特別に
扱っていますが、それでも完全に隔離した温室で徹底した検疫を
行って販売するようにしています。
文頭で書いた第2段階の検疫とは、まず仕入れた個体はほかの熱帯魚と
同様、輸送の疲れを癒し病気の発生を防ぐトリートメントを行います。
その上でエンゼル病の検疫を行うために、エンゼル病の免疫を持たない
当店生まれのエンゼルを混泳させ、意図的に感染する状態を作り、
検疫テストを実地します。
この作業を行うことで色々とエンゼルやディスカスを飼育されている
お客様の下へ販売しても病気の心配の無い安心して飼えるエンゼルとして
良質な個体をご提供することが初めて可能となります。
私自身もエンゼル病により大変、辛い経験を持っていますので、安心して
飼えるエンゼルの重要性は誰よりも大切に思っています。
少なくとも2週間以上かけて丹念に個体を仕上げますので、他所のお店と
比較すれば割高になるかもしれませんが、何処よりも安心して飼える
良質な個体をご提供いたします。